◆白票から考える、未来の選挙のカタチ

こんにちは。
今回の『ChatGPT × vol ~未来について語ろう~ 』のテーマは『選挙』です。
投票するって、どういうことだろう?
選挙が近づくと、「誰に投票しようか迷ってる」「入れたい人がいない」という声をよく聞きます。
そんなとき、つい「今回はパス」と棄権してしまう人も多いのではないでしょうか。
でも、私はこう考えます。
無効票であっても、白票であっても——
“投票すること”そのものに、意味がある
投票所に足を運ぶという行動には、「今の社会に関心がある」「変えていきたい」という気持ちが宿っています。
だからこそ、白票は“ただの無効”ではなく“届かない声”であっても意思表示の一つだと思うのです。
🌍 国によって違う、投票率のリアル
では実際、どれくらいの人が投票しているのでしょうか?
国によってその状況は大きく異なります。
| 国名 | 投票率(直近国政選) | 特徴 |
|---|---|---|
| 🇧🇪 ベルギー | 約90% | 義務投票制(投票しないと罰金) |
| 🇸🇪 スウェーデン | 約82% | 政治教育が浸透・制度に対する信頼が高い |
| 🇰🇷 韓国 | 約77% | 選挙の利便性が高く、政治関心も強い |
| 🇺🇸 アメリカ | 約62%(大統領選)約40%(中間選挙) | 州ごとに制度が異なり、手続きが煩雑な面も |
| 🇯🇵 日本 | 約52%(衆院2021) | 特に若年層の投票率が30〜40%と低い傾向 |
特に日本では「変わらない」「選べない」という気持ちから、棄権や白票・無効票が生まれやすい構造があります
❌ 無効票にも、いろんな理由がある
「白票」以外にも、意図せず無効になってしまう票が実はたくさんあります。
| 無効票の例 | 内容 |
|---|---|
| 記入ミス | 候補者名の誤字・略称・漢字違いなど |
| 同姓同名の混同 | 複数の候補者がいると、所属政党を書かないと無効に |
| 落書き・記号だけ | 「×○党」「がんばれ!」などは判定不能で無効に |
| ふざけた名前 | 実在しない人物・芸能人の名前なども無効扱いに |
これらの多くは「真面目に考えたけど書き方が分からなかった」「名前は覚えていたけど正しく書けなかった」といった、制度側の配慮不足で起きる“届かない声”でもあります。
🛠️ 意図しない無効票を防ぐために
日本の手書き記名式投票では、注意しなければ自分の一票がカウントされないリスクもあります。
だからこそ、次のような仕組み改善が必要です。
✔️ 候補者名の書きやすさ改善
- フリガナ付き・写真付きの名簿掲示を義務化
- 投票所に「記入例シート」を常設
✔️ マークシート式への切り替え検討
- 候補者の欄に〇をつけるだけで完了する方式
- 読み書き困難者や外国人有権者への配慮にもつながる
✔️ 電子記入の導入
- タッチパネルで候補者を選ぶ方式(海外で実績あり)
- ミスや重複をシステム側で防止可能
こうした改善により、「意思はあったのに届かなかった」というもったいない無効票を確実に減らしていけます
🧠 棄権と白票、その違い
- 棄権は“声が届かない”状態
- 白票は“声の届け方が分からない”状態
白票には、「選べなかったけど、考えた」「選びたくなかったけど、伝えたかった」という、悩みと葛藤の跡があります。
🧭 未来の選挙は、どう変わる?
社会の変化とテクノロジーの進化により、選挙のかたちも少しずつ変わろうとしています。
1. 投票の形が進化する
- スマホやPCから安全に投票できる仕組み(エストニアではすでに実現)
- ブロックチェーンによる透明な記録と自分の票の検証
- 24時間・どこでも・1分で投票できる時代が来るかもしれません
2. 白票を含む“すべての声”が可視化される
- 白票の数とその理由がリアルタイムで集計される
- 一定数の白票が出た場合は再選挙や候補者再選定へ
- 「何を支持したか」だけでなく「なぜ選ばなかったか」も社会的に意味を持つ
3. AIとメタバースが選挙に入ってくる
- メタバース空間で候補者と直接話せる
- AIが自分の価値観に近い政策や候補を整理してくれる
- より理解しやすく、偏りの少ない選択ができるかもしれません
🏳️ 白票を「逃げ」ではなく「問い」にするために
白票が「誰にも託せないから、適当に済ませた」という“逃げ道”になってしまえば本末転倒です。
投票は、責任ある意思表示。
その前提には、「この制度なら信じられる」「意味がある」と思えるフェアで透明な仕組みが必要です。
🔁 白票を活かす、これからの選挙のあり方
- 白票の理由を可視化:投票後、匿名で「なぜ白票だったか」を選択・共有できる仕組み
- 白票が多かった地域での対話:理由を話し合い、新しい声や候補者を育てる
- 白票を教育現場で活かす:模擬選挙で「白票あり」として、自分の考えを言葉にする訓練
🗣️ 投票って、「完璧な判断」でなくていい
誰に入れるか迷う日もある。
結果に納得いかない日もある。
でもそれでも“関わりつづけること”に意味がある。
だから私は、こう伝えたいです。
たとえ白票でもいい
あなたの声を、ぜひ一度投じてみてください
それはきっと「考えること」「伝えること」の一歩になるから
白票は、ただの空欄じゃない。
それは、「このままでは選べない」という問いかけです。
そしてその問いを、社会がどう受け止め、どう育てていけるかが、これからの選挙の“質”を左右するのかもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
have a nice day!
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