◆人は失敗が得意
さて、今回は『人は失敗が得意』という話。
人って、本当に多くの間違いや失敗をするなぁ、とつくづく思う。
思い込みや勘違いが発生しまくっている。
複雑な思考のせいなのか。
身の回りに存在する色んな情報のせいで、気が散る事もあるだろう。
根拠もなく、都合の良いように自分の解釈で物事を進めてしまう事もあるだろう。
教えられた事を、正しくその通りに行う事も苦手だ。
でも、教えられる側だけの問題じゃなく、教える側のまずさもある。
教える側は、相手が正しい方法でやり続けられる状態になった事を見届ける責任がある。
それでも間違いや失敗は発生する。
教える側はできるだろうと思っていても、実際に教えられた側がその通りにやってくれる事はほぼ無い。
それを分かっていない人が多い。
自分も含めて。
更に、そうなった時のリスクや恐さへの理解も薄い。
教えられた側は不安で仕方ないだろう。
そういう意味でも、教える側と教えられる側の信頼関係は非常に大事。
そこを軽視してしまうと、後々痛い目にあう事が多い。
その信頼関係をいかに早い段階で築けるか。
やはり、教える側の質は大事。
教える側が物事に対してしっかりと理解していないと、本当の意味で正しく教える事なんてできない。
教える事は難しいけど、メリットは多々ある。
教える側にとって、人に教える事での学びや気付きは多いのだ。
教える事をアウトプットとすると、学びや気付きを得る事はインプットと言える。
教える側からすると、学びや気付きを得られた事は素晴らしい事だが、同時に、今までの自分に不足していた部分がある、という証拠でもある。
そんな現実を突き付けられても、アウトプットから生まれたフィードバックを都度自分にインプットしていく。
このサイクルを回していける人は、必ず成長していける。
一方で、そもそも間違いや失敗を起こしにくい仕組みを作る事も忘れてはいけない。
間違いや失敗を起こしやすい状態になっているから、間違いや失敗が実際に起こってしまうのだ。
当たり前の事。
相手のせい、で終わらせてはいけない。
気を付けながらやる必要がある状態なんて、いつかは必ず失敗する。
常に気を付けながらやれる程、人は立派じゃない。
だから、少しでも気を付けながらやる必要がある状態を減らしていく必要がある。
そうしないと、いつまでたっても状況は改善しない。
教える側も教えられる側も大変なまま。
もっとラクになろうよ。
一時は大変かもしれないけど、そこを乗り越えれば少しラクになる。
そんな小さな成功体験の積み重ねが、大きな成果と成長につながる。
ここまで、『人は失敗が得意』というテーマで書き進めてきたが、決して失敗は悪い事じゃない。
失敗は成功のもと。
だから、人はもっと失敗できる、失敗こそが活かされる環境で活動すべき。
どんどん失敗し、その度に学びや気付きを得て、次にステップアップしていける。
それこそが今後、人の価値を最大限活かせる在り方であって欲しい。
『人は失敗が得意』だから。